成功者の名言(稲盛和夫)

経歴

稲盛和夫、いなもり・かずお。日本の経営者。「京セラ」「第二電電(のちのKDDI)」創業者。鹿児島出身。鹿児島大学工学部卒。技術者でありながら会計に明るく、「アメーバ経営」など独自の経営手法で同社を大きく成長させた。事業だけにとどまらず盛和塾という私塾を主催し後進の経営者育成を行った。京セラの会計についての著書『実学』がベストセラーとなった。

名言

 

若い頃は
「人生で偉大なことを成し遂げたい」
という夢を持つものです。

すべての若者がそのような夢を持つように、
大いに奨励すべきでしょう。

ただ、偉大なことを成し遂げるには、
日々、身を粉にして働かなければならない
ということも若い人たちは理解すべきです。

努力が伴わなければ、
いくら大きいビジョンでも、
単なる夢にとどまってしまいます。

努力-意味のある努力を
たゆまず続けることなしに、
価値ある目標が
達成されたことはありません。

人生の旅路には近道も、
また楽々と飛んでゆける
魔法の絨毯などもないのです。

自分の足で、一歩ずつ
歩いていかなければならないのです。

このまどろっこしい、慎重なやり方では、
長い道のりを歩き続けるのは
不可能に見えるかもしれません。

このペースでは偉大なことなど、
決して成し遂げることは出来ないと
思い始めるかもしれません。

それでも、
焦ってはいけません。
小さな歩みの一歩一歩が積み重なり、
相乗効果を生み出していきます。

日々の地道な努力が生む小さな成果は、
さらなる努力を生み出す原動力となるのです。

そしてこの努力は、
さらにより大きな結果をもたらします。

あきらめずに続けてゆけば、
いつか信じられないほどの高みにまで
私達を運んでくれるのです。

個々の人生においても、企業経営においても、
「一歩ずつたゆみなく歩む」ということが、
夢の実現に至る、
唯ひとつの確実な方法なのです。

人生というドラマにおいては、
自分を主役にして脚本を書いた人と、
目的意識もなく惰性で生きた人とでは、
たいへんな違いができるのです。

時代がどう変わろうとも、
人間の本質は変わらないのです。

誰しも人間は人生で善きことを追求し、
後世に何か価値あるものを残すことによって、
「永続性」を達成したいのです。

「仕事に打ち込んで、
世の中の役に立つことができました。
私は幸せです」
と言えるような満ち足りた人生を送ることを、
誰もが望んでいるのです。

前向きの姿勢で
熱意に満ちた努力を重ねれば、
たとえ才能に恵まれていなくても、
素晴らしい人生を送ることが
できるようになります。

どこにでもいるような普通の人間でも、
真面目に情熱を持って努力すれば、
天才と呼ばれる人たちよりも、
素晴らしい結果を
生み出すことができるのです。

実際にはできないことを、
できるようなふりをしてはいけません。

まずできないことを認めて、
そこからスタートするのです。

もっとも偉大な能力とは、
自分自身に打ち克つ能力なのです。

長期の目標を立てる時、
私はわざと自分の能力を
超えたところに設定します。

言い換えると、
現在の自分の力では達成不可能
と思える目標を選択するのです。

誰でも、
現在自分が持っている能力を考えて、
今、何ができて何ができないか
という判断はできます。

しかし、新しいことを成し遂げようとする時、
それだけでは不充分なのです。

現時点ではとうてい実現不可能だと
思えるようなことを、
何とか成し遂げようとする努力からのみ、
驚くような成果が生み出されるのです。

生涯を通じて
打ち込める仕事を持てるかどうかで、
人生の幸不幸が決まります。

まず、働く意義を
見つけることです。

予期しなかった多くの難問、
難題が出てくることでしょう。

それを成功させるためには、
自分自身を信じ、強烈な願望を抱いて
目標を追い続けなければならないのです。

そうすれば、
夢を実現させることができると、
私は信じています。

勝算を問われた時、
答えに窮するかもしれませんが、
それはどうでも良いことです。

創造の世界を司るのは、
統計数字ではなく、
それを創り出す人間の
情熱と意志なのです。

日本の明治維新でも、
またどんな革命でもそうですが、
情熱だけが新しい時代を
開くことができるのです。

私は長期のビジネス計画は
立てません。

今日の仕事がうまくゆくかどうかも、
また明日何が起きるかもわからないのに、
今から十年先のことなど
見通せる訳がないからです。

代わりに、毎日を懸命に生きるよう、
自分に言い聞かせています。

そうすると、
明日が見えてくるようになるのです。

そして一日一日の積み重ねが
五年後、十年後には、
大きな成果を生むことになるのです。

一日一日を懸命に生きれば、
未来が開かれてくるのです。

正確に将来を見通すということは、
今日を努力して生きることの
延長上にしかないのです。

(成功の秘訣を聞かれて)

たいへん単純なことです。
プロジェクトが成功するまで、
私はあきらめません。

失敗というのは
心のあり方なのです。

もちろん第一にそのプロジェクトが、
本当に価値があると心底納得しない限り、
着手しません。

だからこそ、いったん着手したら、
たとえどんな障害に遭遇しても、
あきらめないのです。

もしある方法で成功しなければ、
成功するための
別の方法を追い求め続けるのです。

長い人生の旅路では、
失望や困難、試練の時が、
何度もあることでしょう。

しかしそれは、
自分の夢の実現をめざし、
すべての力を奮い起して
誠実に努力をする、
またとない機会でもあるのです。

天は、誠実な努力とひたむきな決意を、
決して無視しないのです。

これが正しい道だと
固く信じているのであれば、
その道がどんなに険しかろうと、
どんな悪天候に遭遇しようと、
その道をまっすぐ頂上まで登るべきです。

安易な道はたいていの場合、
ゴールへ導いてくれないのです。

人間の本当の能力は、
正しい判断ができるかどうかで、
測ることができます。

正しい判断をするには、
自分が今どういう状況にあるかということを、
よく知っている必要があります。

そのためには物事の核心に触れるほどの鋭く、
かつ細部にまで行き渡る
観察力がなければなりません。

人間は、
しばしば本能をベースとして
判断を行います。
しかし、それでは
動物と同じです。

もし、状況を客観的に見ることができれば、
もっと良い意思決定ができるはずです。

本能を抑えることが重要なのです。
そうすると、
心の中に理性が入ってくる隙間が生まれ、
論理的に考えることが
できるようになるのです。

問題は、行動をどれだけ理性で、
コントロールできるかということです。

本能を抑えることは
容易なことではありません。

人間は本能なしで
生きることはできませんし、
私は、本能をすべて取り除けと
言っているのではないのです。

大切なことは、
本能に支配されないことです。

我々は本能を、
意志の力で抑えることが
できなければならないのです。

人間が本能に従うのは自然なことですから、
本能を抑えることはたいへん難しく、
簡単にできることではありません。

必要なことは、
利己的な欲望が出てきた瞬間に、
それに気付き、
意識してそれを抑え込もうと、
努力することなのです。

本能心をコントロールすることを
覚えなければなりません。

それが理性を高め、
正しい判断を行う能力を
与えてくれるのです。

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